NPO法人 エデュケーションエーキューブのBlog

NPO法人エデュケーションエーキューブは、経済的な困難を抱えている家庭の子ども達への学習支援事業を展開しているNPO法人(特定活動非営利法人)です。 団体の活動内容、ボランティア募集等について、情報発信していきたいと思っていますのでよろしくお願い致します!

日本経済新聞(夕刊)に代表理事のコメントが掲載されました。

8月29日付の日本経済新聞(夕刊)に閣議決定された「子どもの貧困対策大綱」に対する現場NPOの意見として代表理事のコメントが掲載されました。(記事左下参照)

 

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貧困対策の法制化の動きとしては貴重な一歩であり、一定の評価に値すると思っていますが、コメントさせて頂いた通り、具体的な施策としてはまだ抽象的な部分も多いので、今後実効性のある施策まで落とし込めるのかを注視する必要があると思っております。

スタディプレイス 伊都校 活動報告 2014/07/31

昨日は夏期講習の中学生2・3年生を中心に7人の生徒が参加しました。中学生はみんな夏休みに入っていますが、みんな学校のジャージで勉強しに来ていました!笑自分も中学校の頃はよく家で学校のジャージを着ていたなと懐かしく思いました。笑

昨日質問を受けて1番困った質問が国語の質問です。
自分は高校のときに、ものすごくわかりやすく教えてくれる国語の先生がいて、そのおかげで国語が好きでした。よくあんなにわかりやすく国語を教えてくれていたなと今になって感動しました。笑

昨日質問して来た生徒は国語の難しい問題に頭が飽和状態になっていました。自分もよくそんな経験をしていたので気持ちはよくわかります。生徒と一緒にわからない問題にチャレンジして、解説をしっかり読んで理解する。解説を読んでもわからなかった生徒がいればわかるまで説明する。国語のように教えることが難しいものにおいては教える側が諦めずに接していくことが重要だなと思いました。

 

スタディプレイス 伊都校 活動報告 2014/07/10

台風一過!

 

昨日は台風8号が福岡に最も接近する日だったために休校になる学校が多くありました。

しかし、朝から台風の影響を感じさせない天気で雨もほとんど降りませんでした、、、()

そのためスタディプレイスは通常通り開講し、生徒たちも学校は休みでしたが元気よく来てくれました!僕も午前中の授業は休講だったのですが午後からの授業は通常通りあったために授業の後にかけつけ、生徒たちの元気そうな顔を見ることができて良かったです。

 

小学校の部では6人、中学校の部では4人の参加でした。

木曜日は中学生の部でいつも78人の生徒が来るために静かな木曜日は久々でした()

中学生にとっては急に現れた休みです。何をして一日過ごしてのだろうと聞いてみると、ある男の子は「ずっと寝てました!」と答えてくれました()

それぞれの生徒がいろんな一日を過ごしてリラックスしたのだと思います。しかし、夜はスタディプレイスにきて勉強して偉いと思いました!!

日本経済新聞にエデュケーションエーキューブの活動が掲載されました

7月5日付の日本経済新聞(夕刊)に教育格差の解消を目指す取り組みとしてエデュケーションエーキューブの活動が掲載されました。

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寄付でのご支援ありがとうございました

 
5月より認定NPO法人取得を目指し、ひとり親世帯向けの奨学制度を維持・継続させて頂くため寄付でのご支援を募集させておりました。
 
お陰様で第1期は、寄付者84名、寄付金額584,000円をお預かりさせて頂くことができました。寄付人数は残念ながら目標の100名に届きませんでしたが、寄付金額は目標を超える事ができました。
 
これもひとえに皆様の温かいご支援のお陰であり、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました!!
 
第2期も引き続き、私たちのミッションである「生まれ育った環境で子ども達の未来が決まらない社会を創る」ために、eラーニングを活用した低料金な学習塾事業と科学教室等の新規事業に注力していきます。
 
私たちが目指している認定NPOの寄付者の要件は、2年間の平均で3000円以上の寄付者が100名以上いることが必要となっています。第1期の人数の不足分は、第2期の活動の充実させもっと多くの皆様からご支援を頂き、認定NPO取得のための要件充足と持続可能な事業基盤の確立を目指していきたいと考えています。
 
第2期も引き続き、温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。
 
NPOエデュケーションエーキューブ 
代表理事 草場勇一 

子どもの貧困対策法に関するパブリックコメント

今回、子どもの貧困対策を総合的に推進するために政府が定めるべき大綱についてのパブリックコメントに意見を述べさせて頂きました。

子どもの貧困対策については、日本の子どもの貧困や貧困連鎖という社会課題を解決する為に平成25年6月に子どもの貧困対策法が成立しました。しかしながら、この法案では、子どもの貧困対策に関する対策を国の責務とする一方で、具体的な実施については今後定める大綱で決定するということになっていました。

今回は、その具体的な実施策を定める大綱の決定について有識者で意見の整理が行われており、その大綱策定についてパブリックコメントが募集されています。

http://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/bosyu/20140620.html

今回は、以下のような意見を述べさせて頂きました。

 

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私は、「生まれ育った環境で子ども達の未来が決らない社会を創る」ことをミッションとし、経済的な困難を抱えている家庭の子ども達への学習支援事業を展開しているNPO法人の代表理事をつとめております。具体的にには小学生・中学生の子ども達にパソコンやタブレットを活用して、子ども達の学力に合わせたe-learningによる低料金の個別指導型アフタースクール(学習塾)を運営していきます。

私自身がひとり親世帯の出身で奨学金で大学を卒業した経験を有している点と私たちの活動を通じて子ども達と関わる立場から、以下の3点を「大綱」策定の意見とさせて頂きます。

1)一般家庭の相対的貧困層への支援について(P1)
P1の基本的な方針の中で、生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親世帯等子ども達等、緊急度の高い子ども達への優先的な支援を行う点については、こうした世帯の子ども達の緊急度が高い事については賛同致します。しかし一方で、現在、日本において相対的貧困層の中で130万人(全対比約40%)を占めるのは一般家庭の子ども達です。こうした子ども達も緊急度が高いとされる子ども達と同じ経済環境の中で外部からは見えにくい困難を抱えているケースもあり、こうした子ども達への支援の緊急度が低いとは言えないと考えています。今回の大綱において、こうした子ども達への支援が後回しにされたり、セーフティネットから漏れたりしないようにして頂く事を希望します。

2)奨学金制度の改革(P3)
家庭の経済環境により、子ども達の進学機会を制限しないための奨学金制度として、1)給付型奨学金の増加、2)連帯保証人制度を廃止と低コストな公的保証制度の新設、3)貸与型奨学金の名称変更(学生ローン等)の検討を希望します。特に2)は私自身の経験からもひとり親世帯等において、連帯保証人を依頼できるような親族や知人がいない場合が多く、利用のための大きなハードルになっていると思われ、公的保証を含む新しい枠組みを検討頂くことを希望します。


3)学校外教育を含めた学習支援の充実(P4)
現在の日本の学校教育システムにおいては、塾や家庭教師等の学校外教育投資の差が子どもの学力に与える影響は大きいことは統計的にも証明されています。こうした格差を是正するためにも、小学校での学童保育と子供放課後教室の融合による保育+学習の複合型サービスの提供や中学校での学校・地域・民間(NPO)による学習支援活動を充実させるための予算確保及び各種施策を実行頂くことを希望します。

 

スタディプレイス 伊都校 活動報告 2014/06/26

梅雨!

学生チューターの松口です。「梅雨」という季節通り、雨の日が続いています。今日も雨の中8人の生徒が参加しました。

先週第一回の定期考査があり、テストも教科ごとに返却が行われているようです。返却されたテストを持ってきて報告をする生徒もいました。もちろん結果が良かった生徒もいれば悪かった生徒もおり、自分もそうでしたが結果が悪かったときは今までの努力に疑問を感じてしまうものです。僕はそういう風に悩むことは決して悪いこととは思いません。結果を受け止めて今までの自分を振り返り分析する、そして次に向けてまた努力する。誰でもうまくいかないことはありますが、分析をしっかりとすることで絶対に次につながります。今回のテストでいえば、間違った問題のうちどれくらいが単純なミスなのか、どれくらいが全く歯がたたなかったのかといった分析が大切です。生徒にもそのような分析をしっかりとさせて、次のテストに向けて頑張ってほしいと思います!
写真は教室の前に咲いていたあじさいです。雨は嫌いですがあじさいを見ると梅雨もいい季節だなと感じます。

 

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